小説いろいろ話

小説を書く上での、世界観の幅の広げ方

どーも、やぎさんです。

今回は、小説を書く時の「世界観の幅を広げる」ための方法を書いていきたいと思います。

世界観を広げる方法が分かると、ネタ出しの時にパッとアイデアが浮かんだり、小説を書いていて文章に悩んだ時に打開する方法を思いつくことが出来ます。

「世界観の幅」って何?

まず、ここから話をします。

創作の世界全般において「見たことのないものは描けない」という法則があるのはご存知でしょうか?

これは漫画や絵でもそうですし、実は小説の世界でもそうです。

ビジュアルの幅を広げる

小説は基本的に「書いた文章から読者に想像して貰う芸術」です。

もちろん読者によって想像するものは千差万別ですが、基本的なディティール表現をするためには、やはり書き手の頭の中に描くもののビジュアルが見えていないといけません。

「飛空艇」という単語を見た時、あなたは何を想像するでしょうか?

いわゆる「飛行船」なのか、それともファイナルファンタジーの飛空艇でしょうか?もしファイナルファンタジーなら、4?6?9?

もしあなたがファイナルファンタジーの飛空艇を想定して書き進めて、ラストで甲板上で戦いになった時、飛行船をビジュアルとして想像していた読者はどうなると思いますか?

「甲板??え?あれってどうやって空から乗り込むの??」

一番盛り上がるラストバトルで、この読者は全く盛り上がることが出来ませんよね。

これを防ぐためには、やはり「あなたが想定した飛空艇」のビジュアルを、文章で書いてあげる必要があります。

そのためには、あなたがその「飛空艇」のビジュアルをしっかりと把握しておく必要があります。

まあだからといって、あなたはファイナルファンタジーの飛空艇技師のシドでもなければ、恐らく絵描きでもありませんので、飛空艇の設計図とか絵は描けないと思います。

この例の場合、重要なのは「空飛ぶ船で、バトルの出来る甲板がある」ってことだけなのですが、細かいディティールを自分で考えるのが好きな人は良いです。

でも小説を書く上で、それが大好きな人って少ないような気がします。

そういった場合、どうするのか。

簡単です、もうそのまんま、ファイナルファンタジーの飛空艇を文章で書いてしまえばいいじゃない?

この場合、「飛空艇」を小説としてきっちり文章に書き起こすためには、いえ、もっといえば、そもそも「飛空艇」を作中に登場させるためには、ファイナルファンタジーというゲームをプレイするしかないと思います。

世界観、特にこういったディティールや特殊な設定のもののビジュアル面を強化する場合、ゲームもですが、多種多様な作品に触れることが大事だといえます。

色んな作品に触れて第一歩を踏み出してから、描きたい世界観の資料を集めるのが流れとしてはスムーズにいくと思いますよ。

ネタの幅を広げる

こちらに関しては様々な意見があると思いますが、ビジュアル面とほとんど同じです。

ただ違うのは、プロアマ問わずに触れる作品の幅を広げること、海外の特集番組、例えば「ふしぎ発見」などのTV番組やネイチャーTVなどの作品など、ありとあらゆるものに触れる必要があります。

私が昔読んだ本で、新人賞か何かを受賞した作品のネタが、主人公は魔術師なんですが、ありがちな攻撃や回復などではなく、戦争を含めた人間の大規模移動のために渓谷や川に「魔術で橋を架ける」ということを生業にする職業で、「おお…新しい…」と思ったものです。

こういう発想は、本当に色んなものに触れることでしか出て来ません。

更にいえば「色んなものに触れることで、身近に当たり前にあることをネタに出来る」という、逆転の発想も出来るようになって来ます。

人の作ったものにたくさん触れることが大事

「オリジナリティ」にこだわる方は大勢いますが、実際のところ、あまりにきつい個性だと読者の方がついてこないというのが実情です。

あなたが自己満足で小説を描くのであれば、とことんオリジナリティにこだわれば良いと思いますし、それも小説の芸術としての1つの面です。

ただ、「人に読んで貰って、出来れば称賛を浴びたい」「人気になりたい」「売れたい」と思っているのであれば、「人気のあるもの」に倣う必要があります。

とはいえ、「丸パクリしろ」というわけではありません。

世に流れている創作の中で、大人気のもの、コアな人気のもの、全く売れていないもの。

意識して色んなものに触れようとすればするほど、こういった作品たちの中で、何が人に人気が出て、どういったものが不人気で売れていないのか、というのが肌感覚で分かるようになって来ます。

私は「人気の出るもの」を見つけるのが早過ぎるのが玉に瑕で、あの「鋼の錬金術師」や「黒子のバスケ」が「どれだけ検索してもファンサイトが出て来ないよお~~~!!!」という時から普通に売れると思っていました。荒川先生に関しては投稿作の時から「あっ、この人たぶんめっちゃ人気出るわ」と思ってました。

本や漫画、ゲームにお金がかかるというのであれば、TVでも全然OKですし、とにかく「描きたいもの」から外れた世界観の作品にも踏み込むのが大事です。

「それをテーマにしよう!」というわけではありませんが、そういった知識が書いている作中で詰まった時に活路を開いてくれます。

「自分の中にないものは描けない」を自覚する

これは経験も大いに関係がありますが、知識のお話です。

恋愛経験のない人が恋愛小説を書くことが出来るか?→出来ますよね、普通に。

フィクションだけでなく、今の世の中にはリアルな恋愛の情報も一般の人の発信によって情報を集めることが出来ます。

要は、経験+知識を自分の中に出来るだけインプットすることが、小説を書く上で自分の強みになるということですね。

「世界観」という言葉を使いましたが、これらは自分の世界を広げることでもあります。

まとめ

世界観を広げるためには、「出来るだけインプットを増やす」ということが大事です。

とはいえ、そのインプットはフィクション作品だけではありません。

日々、学校、会社、バイト先、家の中、遊びに行った先などの経験も、「一つのインプット」として意識することで、入る情報量が大きくなります。

会社の憂鬱な飲み会も、自分の小説でキャラに飲み会をさせるなら、貴重な情報源ですよね。

そういったことを心掛けて、「全部ネタにしてやる」って勢いで世界を広げていきましょう。

世界の見え方が変わりますよ。

あ、私のオススメ作品はまた書きます。