小説いろいろ話

「感想の書き方」「作者に伝える」ということに関して書いてみる

どーも、やぎさんです。

今回は、「感想の書き方」について書いてみます。

以前、感想を貰う方法について書いてみましたが、ふと思ったんですよ。

私、「よっしゃ紙とペンあるから漫画描け」って言われたら描けないなって。

字書きとか普段文章書くタイプの人でも、もちろん書かない人なら尚更、「おっし、本読んだな、感想書け」って言われて、すぐ書けるもんじゃないのかもしれんな、ということを何となく考えたので、この記事を書いています。

創作をテーマとして掲げるブログではありますので、まあちょっと広げて

「感想という作品を作ってみよう」

という感じの内容です。

感想書く時の参考になるカードみたいなのも作りましたので、使って頂ければ。

感想を貰う方法については↓です。

作品に感想を貰う方法を考えるどーも、やぎさんです。 昔から「作品に感想が欲しい」という声は創作をする側の声として溢れていますよね。 しかしどれだけ作家側...

感想という作品、まずは一言の感想から。

この考え方をすると多少ややこしくはなりますが、自分の中からアウトプットをするのであれば、それはどんなものでも「表現」ということになります。喋ることもそうです。

ましてや「感想」となると、(私の大っ嫌いな)空リプや仲間内だけで作者不在のところでやりとりして終わるのではなく、作者へ送ることを考えれば確実に「作者に読んで貰う」というのがテーマになります。

読み手が確実に存在する、それはまぎれもなく「作品」です。

「手紙である」という意識を持つ

まず、「感想」というと国語の時間の感想文を思い浮かべがちなんですが、全然違うのでそういう認識はすぐ捨てて下さい。

感想を送るまでには何ステップかあり、

・作品を読む → 何かしらの感情や感動を抱く

・どうしても何か言いたい → 感想が出る

・作者へそれを伝えたい → 感想を書く → 送る

これ、分かります?

感想って、出てから伝えるまでに結構な手順を踏むんですよ。

「感想が出る」ってとこまでは誰でも到達しています。

映画見たり公式の情報投下とかで叫んでるのも基本的には「感想」なわけで、読み手不在のところまでは皆さん、さくっといけるわけです。

じゃ、何故それをそのまま作者にぶつけないんでしょう?

ここまで考えると分かりますよね、作者に「伝える」ということは、一人好き勝手にとか仲の良い人達だけで叫ぶのとはワケが違います。

相手が存在し、更に確実に「読まれる」ということは、「伝わらないといけない」わけで気も遣います。そこで皆さん、ピタッと手が止まると思います。

ここで、感想文認識の人はどうしたらいいのか分からなくなるので、ちょっと考え方を変えて、「手紙を書こう」ってとこまでいって下さい。

手紙は送る相手によって中身が変わるもの

はい、感想を送ることが手紙を送ることだと考えたところで、

「手紙、送ったことあります?」

手紙と考えるとあれなんですけど、年賀状とかどうでしょう。メールでもOKです。

買ったり印刷したり定型文を書いたりして、何か一言書きますか?

友達なら「また遊びに行こうね」、結婚した人になら「結婚おめでとう」、上司や先輩になら「旧年中はお世話になりました、またよろしくご指導願います」みたいな。

相手によっては何にも書かない人もいると思います。遠い親戚とか。

これによって感想送りやすい人と送りにくい人がいることは分かったかと思いますが、ハードルを下げるという意味では普段からやりとりしておくのも一つの手段かもしれません。

年賀状的なイメージで感想を書いてみる=一言の感想

年賀状的なイメージでさらっと送る、これはいわゆる「一言の感想」みたいなもので、Twitterとかpixivのコメ欄でぱぱっと感想送ったりするのに適した考え方なのですが、

「初心者は悪いこと言わんからここから入っとけ」

というのが私の正直な気持ちです。

「慣れてないことは練習しないと出来ない」という至極当然の摂理に基づいた意見です。

やったことないのにいきなり長文感想なんか書けませんよ。うぬぼれるんじゃない。

もうね、全然感想なんか送ったことない人が盛り上がって、内容について余すことなく拾い上げて長文感想を送ろうとして挫折するのは当たり前なんですよ。

私が絵はそこそこ描けるけど漫画のコマ割が全然出来ないくらい当然です。

だって普段からやってないんだもの。

連載してる漫画家の先生なら黒板に一撃でコマ割して漫画描くでしょ。

まずは慣れましょう。

感想を送る「文章」を考える

とりあえず気構え的なものは書いたので、次は感想を送る文章について考えてみましょう。

最初は挨拶から入る

まずは「手紙」という認識を持って、挨拶から入ります。とはいえ、別に時候の挨拶とかじゃないです。下記、どうぞ。

①名乗るか名乗らないか

②何について書くのかを明確にする

↓でそれぞれ詳細説明します。

①名乗るか名乗らないか

匿名ツール(ましゅまろなど)や差出人の分かるツール(TwitterのDMなど)なら、恐らく名乗らないと思いますので飛ばして②へどうぞ。

本の奥付のメアドに送ったりするなら、「こんにちは、●●と申します」くらいはさらっと書いといた方がいいかもしれません。

メールに関しては「相手がどういった機器で受信するのか分からない」という特性がありますので、スマホのメールに件名や名乗りのないメールが来たら、シュッ!!!ってゴミ箱に突っ込まれてしまうかもしれません……

件名に「●●という作品の感想を送ります」って書いて、最初にさらっと名乗っておくくらいでベストかと思います。

②何について書くのか

「イベントで●●という本を買わせて頂きましたので、感想を送ります」

「しぶにUPしていた●●という作品について、感想を送ります」

みたいなことを最初に書ければ分かりやすいです。

なお、「作品を特定せずに全体について送りたい」という方もいると思いますが、慣れないうちはやめておくのが賢明です。

書く方もなかなかにしんどいのですが、読む方も疲れます、これ。

まあ感想にはっきりと「疲れる」と思う方はいないとは思いますが、ちょっと説明しておくと、文章をしっかり書けない人がランダムに飛び飛びで「この作品のここが、あとこの作品のこことか、あれTwitterのと同じ感じで好きです」という広範囲の感想を書くと、確実に書き漏らしが出ます。

それを読むと「うーん、Twitterのどれと同じと思ったのかなー…?」など、作者の方も読んでいる中で混乱する部分が出て来てしまい、せっかく感想貰って嬉しいのに地味にもやもやした気持ちになります。

そんな悲しいすれ違いは起こさないでくれ、せっかく勇気を出して送る感想だぞ、もっと自分を大事にするんだ。

感想の内容はピンポイントで自分の感情を

書きたいこといっぱいありますよね?

1つか2つに絞って下さい。もしくは箇条書きにして。

「感想」というのは抜きにして「下手でも伝わる文章」というのは、要点を絞ってピンポイントで書くことです。

うん? たくさん良いところを書きたい?

何でそれを書けるよう今まで日々感想の鍛錬を積んで来なかったんだ? 貴様の怠慢だぞ。

まあでもポイントはあるので、そこをちょっとまとめておきます。

 

①その本を手に取った、作品を読もうと思った理由があると思います。

・「絵が綺麗で表紙買いした」「pixivのサムネが可愛くてクリックした」など

・字書きさんなら「あらすじを見て気になった」「キャラ(CP)が好きで」など

・「いつもネット(pixivやTwitter)で見てて、好きです」など

絵描きさんで絵を褒められて嬉しくない人は、まあいないとも言い切れませんが大体嬉しいと思います。

字書きさんなら台詞とか情景描写とか、発想とか解釈とかですかね、一般的に褒められて嬉しい部分…

「絵(文章)上手いですね」はちょっと上から目線です。

「絵(文章)が上手くて好きです」という、「上手いから、自分がどう感じてるのか」があると思います。

②動かされた自分の感情があると思います。

語彙がなくてもいいです。

「笑った」「泣いた」「感動した」「すごく好き」「切ない」「尊い」「解釈一致」「性癖に刺さった」「昇天した」「お金を払いたい」「(ギフティをましゅまろ等で送りつける)」

ただ、このへんの語彙のチョイスは好き嫌いがありますので、初めてで作者さんの人柄が分からない場合は、「このシーンがめちゃくちゃ好きです」とか、「この●●の表情が本当に最高です」とかの方が良いかもしれません。

うん? ありきたり?

ありきたりでいいんだよ。

作者に「はーん、ありきたりィ」と思われようが何だろうが、使える言葉が自分で思いつかないなら、それしかないんだと思って下さい。

そんなすげえ語彙力を駆使出来るなら、こんな記事読んでないで自力で書けるでしょ。

表現を調べて使うのはありだとは思いますが、「意味を良く知らない雰囲気だけちょっと良い感じの単語や言葉遣い」を使うのはやめて下さい。

字書きとしての意見ですが、「あー、意味分かってないんやろな」「慣れてないんやろなあ」「この頭についてる『ちょっと』とか『思わず』がどれだけ引っかかるか知らんのやろうな-」ということがちょいちょい引っかかるだけで感想を貰った嬉しさ度合いが少しずつ下がります。

「思わず買っちゃいました!」というのは褒め言葉のように見えて、「納得して買ったわけじゃない」「わざわざ買ってくれたわけじゃない(お金が余ったからとかかな)」というニュアンスを含みます。

ガチで言うなら「本当に一目見て気付いたら買ってしまっていたくらい衝撃的だった、一目惚れでファンになった」というくらいまでには言い換えた方がいいです。

③余計なことを書かない。

これが一番といっていいくらい好悪と愛憎が入り乱れてモメモメする感じなので、ちゃんと自分で意識して抑えましょう。

「この後こうなるんですよね!」「ここはこうなった方が良かったです」「あれが伏線だと思ったのに何にもなかったですね」「こんな風に思うんですが合ってますか?」

えーい、やめろ。

最後のは疑問形で作者に尋ねるのはやめた方がいいですし、「このシーンはこう思いました」で言い切れば普通の感想っぽくなりますが、これが作者の意図と違ったら急に激烈に反論されて自分がびっくりしたり、意図を理解されてない…と作者を凹ませる結果になるので、やめましょう。

あとヲタクにありがちなんですが、感想に「自分のキャラ語り」「CP語り」「自分語り(自虐)」を入れるのはやめようね。それはTwitterとかで一人でやりなさい。

双方向のやりとり(会話とかリプ)なら多少はOKだと思いますが。

ちょっと例え話にしてみますね。

顔見知りくらいの人に「おしゃれですね! その服●●ってお店のやつですよね! 自分も好きです!」と話しかけられたとします。

最初はその店の共通の話題で会話がちょっと盛り上がりました。

そこから「でもいいなあ、あのお店すごく好きで女優の●×がドラマで着てたやつが欲しいんですけど、サイズもないし値段も高くて買えないんですよね~それに自分はあなたみたいにおしゃれに着こなせないし、でも欲しいなあ、もうちょっと痩せてからにしたほうがいいかなあ、でもあなたなら着こなせるかも!」

って言われたらどうです? 返答に困らん?

これは「CPが好き」「キャラがすごく好きでグッズとかめっちゃ買ってる」「他の作家さんも好きであの人がこういうのを書いてた、あなたも書いたらきっと素敵」「私もキャラ書いてるけどすっごく下手なんで~」「絵(文章)が上手くていいなあ」「私も書きたいんですけどもうちょっと練習してからの方がいいですよね?」です。

うるっせえ。答えに窮するわ。

締めの挨拶

基本的には「作者への気遣い」を考えましょう。

まあ「素敵な作品をありがとうございます。季節の変わり目なので体調にお気を付け下さい」とかで。

Twitterとかで人柄や近況を知っているのなら、「美味しいもの食べて健康に過ごして下さい」とか、「商業の原稿頑張って下さい!」とか、「ゲーム(ライブ、イベント)楽しんで下さい!」とか。

そういう感じで、また感想送ろうとか思っているなら「また感想送りますね」とか。

ここで気を付けるのは、「相手がプレッシャーを感じないこと」です。

次の作品を既に書いているというのが分かっているなら良いですが、Twitterで「原稿疲れた~しばらくゲームしたりしてゆっくりしよ~」って書いてるのに「次の作品も楽しみにしています!!」とか言われると「うるせ~!」ってなるかもしれませんからね……

全然ありきたりで良いので、「気遣い」だけ念頭に置きましょう。

テンプレート、参考にするものなど(後日追記)

はい、読んで頂いた方はお疲れ様です。

とりあえず「感想 テンプレート」で検索すればたくさん出て来ると思いますが、上記まとめを作りました。

書いて慣れることが一番ですが、感想書きたいけど書けない方のちょっとしたヒントになれば幸いです。

参考にするもの

pixivのコメント欄や、作者さんが返信しているましゅまろなんかを参考にしましょう。

絵を描く時に資料見るのと同じです。

あと、自分が創作してて感想貰っている方は、自分が嬉しかった感想とかを参考にして下さい。

参考資料は目の前に転がっていますので、色々見て学んでみて下さい。

 

はい、では読了お疲れ様でした。